乳児診療
・大切な乳歯の役割
乳歯は抜けかわる歯だからといって、粗末にしてはいけません。
乳歯は丈夫な永久歯がはえる準備をする大切な歯です。乳歯で噛むことによって、顎の骨の成長や知能の発達、正常なかみあわせがうながされます。
・口うつしは絶対ダメ
母親の口腔内の病原菌をお子様にうつしてしまう可能性があります。
・歯磨きはいつから?
歯が生え始めたら、歯磨きを習慣づけましょう。乳歯が生える前から歯ブラシで遊ばせるなど、歯磨きを身近に感じられるようにするのもいい方法です。
●1才くらい—お母さんが脱脂綿に水を含ませて歯をふいてあげましょう。
●2才くらい—お母さんが歯ブラシを使って磨いてあげましょう。
●3才くらい—磨き方を教えてお子さん自身にさせてあげます。
そのあと必ず、お母さんが磨きなおしてください。定期的に歯医者さんに通わせて 恐怖感をとりましょう。
幼児診療
・6才~12才 乳歯・永久歯混合歯列期
幼児期は、歯にとってとても大切な時期です。虫歯になりやすく、永久歯が完成されていない状態で顔を出してきます。この時期には大きなダメージを受けやすく、根っこが成長しないということにもなりかねません。親のフォローが大切だと言えるでしょう。
・おやつのあとに歯磨き
お菓子と甘い飲み物の組み合わせはさけて、牛乳やお茶などを組み合わせましょう。 おやつのあとは、必ず歯磨きをする習慣をつけましょう。
・噛むことの大切さ
子供の場合、歯並びが悪かったり、指しゃぶりにより、噛み合わせがおかしくなると、脳の前頭葉の発育が悪くなることがあります。
・幼児の虫歯を放置すると
乳歯の虫歯の放置により、歯が寄ってきて歯並びが悪くなるなど、乳歯の虫歯は永久歯に影響を与えます。また、子供の精神面に影響することもあります。
1.乳歯の根っこに膿をもっていたりすると、永久歯の歯胚が傷つき、永久歯がはえてきた時に虫歯になっていたり色が変わったりすることがあります。
2.乳歯の虫歯の放置により歯が寄ってきて、歯並びが悪くなる原因になります。
3.噛む事ができないので、集中力の欠損、多動性などの子供の精神面に影響を与えます。
・6歳臼歯ってなに?
乳歯の奥歯(第2乳臼歯)の奥に出てくる永久歯を6歳臼歯(第1大臼歯)と呼びます。6歳臼歯には上下の顎の噛み合わせを決定する役割があります。6歳臼歯が虫歯になっていたりすると他の永久歯や歯並びにまで影響してしまいます。最初に崩出する6歳臼歯はとても虫歯になりやすい歯ですので、よく注意して虫歯から守ってあげましょう。.